脳は大量の酸素や糖分を消費しています。
その脳に行く血管に異常が生じて、脳に酸素や糖分が供給されないと、脳細胞が死んでしまいます。
脳梗塞と脳出血には、血管の異常の生じ方に違いがあります。
脳の血管が詰まって、細胞が死んでしまう。
血管が破れて、脳内で出血が起こり、その部分の脳細胞が死んでしまう。
脳梗塞、脳卒中ともに、命を落とすことがある病気です。
命は落とさなくても、麻痺、知覚の異常など、様々な後遺症を残すことも多いです。
回復後も、リハビリを行い、再発予防の治療を気長に続ける必要があります。
動脈硬化、ある種の不整脈などがあげられます。
動脈硬化の進展を食い止める、原因となる不整脈を起こりにくくする、血液をサラサラにする
脳梗塞の場合、前兆がでることがあります。
一時的に血液の流れが落ちたり、血管に血の固まりが詰まってもすぐに溶けたりした場合、症状が出現してもすぐに消えていきます。
このような場合は、引き続き脳梗塞を引き起こす可能性が高いため、すぐに治療を開始することが必要です。すぐに神経内科医に紹介します。
脳の血管の動脈瘤の破裂が原因となることが多いです。
破裂した場所や状態に応じて、開頭手術を行う場合があります。
また、手術をしないで保存的治療が行われる場合もあります。
ともに、発症後は、十分に血圧を下げる治療の継続が必要になります。